2024年10月11日金曜の放送はディズニー映画「塔の上のラプンツェル」ウォルト・ディズニー・スタジオの記念すべき長編アニメ第50作。
ラプンツェルの声優は中川翔子さん
日本語吹き替え版の声優は、“しょこたん”こと人気タレントの中川翔子さん。何事も恐れず新しいことに挑戦する彼女の姿が、劇中のラプンツェルと重なったため、熱烈なオファーの末に参加が決定したと言われています。
2011年3月のジャパンプレミアイベントに登壇した際に、中川さんは「ラプンツェルは夢を自分でつかんでいく、かっこいい女の子。きっと彼女がこれからの時代を引っ張っていくと思う」と語り、「この映画を通して、たくさんの人たちの夢がかなっていけば」と願いを込めていました。
ラプンツェルの劇中歌も中川翔子さんが歌唱しているの?
劇中のラプンツェルによる楽曲を歌っているのは、数多くのミュージカルで活躍する小此木麻里さん。さらにラプンツェルの幼少期は、「シュガー・ラッシュ」シリーズのヴァネロペ役なども担当した諸星すみれさんが務めています。
劇中歌の歌唱は中川翔子さんじゃなかったんですね。違和感が全くなかったので気づかなかったです。
ラプンツェルの劇中歌
・「自由への扉」(When Will My Life Begin)
劇中、最初に登場する楽曲。ラプンツェルが塔の中でどのような生活をしているのか、歌にのせて紹介されます。
狭い塔での暮らしはさぞ退屈なのでは?と思いきや、ラプンツェルの姿を見ていると意外にも「楽しそう」。不自由も特にないようですし、前向きな様子が印象に残ります。
なぜなら、その日常はゴーテルの支配によってもたらされたのだから……軽やかなメロディと歌詞の裏側に重大な問題提起が含まれた、非常に多層的な楽曲でもあります。
・お母様はあなたの味方」(Mother Knows Best)
なぜ外に出られないのか、疑問を投げかけたラプンツェルに対し、“母”ゴーテルが理由を説明する歌です。
ラプンツェルはかよわい女の子であり、危険な世界から守るためと、子どもを思ってのことだと述べます。その歌詞は一見、優しい母親の気持ちを称賛しているようでもあります。
・「誰にでも夢はある」(I’ve Got a Dream)
ラプンツェルとフリンが旅の途中に立ち寄った酒場で、暴力的な暮らしを送っている(であろう)悪党たちとともに歌って踊るシーンで登場します。
足は強烈に臭いし、鼻は強烈にでかい。でも恋人が欲しい。そんなふうに告白する荒々しい男の切実っぷりが笑えてきます。人は見かけで判断してはいけないし、ごついおっさんが繊細な夢を持っていてもいいじゃないか。そんなことを教えてくれる楽曲です。
・「輝く未来」(I See the Light)
「本作最大の名シーン」と人気の、ボート上でラプンツェルとフリンが向き合う場面で登場する楽曲。ラプンツェルがやっと自分の居場所を見つけ、未来への希望をこれまで以上に強く抱く様子が、エモーショナルに歌われます。